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by ふっふ
 
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源氏物語に見る紫式部やその頃の考え方
パン屋でのお会計の時間とかで思うんですが、こっちの時間でもあり、向こうの時間でもあるわけなんですねぇ、
私はバイトをするまで、あまりほとんどぜんぜんそういったことを考えたことがなかったので、して良かった気がするめます。
先生も授業をするだけの人でなく、お店の人も客の応対だけが仕事じゃないというような、見えてないところで勿論生活してらっしゃるんですよね。さすがにこれをこの歳で意識するなんて…しないよりは、ましになったのでしょうかね。まだまだ全然意識不足なんですが!


授業で、平安時代の絵の価値観について源氏物語に書かれたところがあるので少し読みました。
どうやって取り上げたらいいのかな、こういうのって…と思い、要約みたいにしてみました。
よくわからない部分もあると思いますがすいません。

①『帚木』(ははきぎ)
内容:男の人たちが夜集まって、「良い女とは!」とか、今思えば理想の女との破局経験談(「あーぁ、あいつ、今思えば良い女だったのに…」みたいな)を話している

その中の、左馬守という人の発言

「指物師(木の職人)…
一時的な飾り物で、きまった形式を必要としないものは、オシャレな形にしたりして面白いと思わせて、次から次へと新しい物があるのが良いと思わせてくれるようだ。
本当にそれがなければならない、必要な道具というような物を上手にこしらえ上げるのは名人でなければできない。

絵所(絵描き)…
招かれた所で即興で絵を描く時は、非写実的な蓬莱山や荒海の大魚、唐にしかいない恐ろしい獣の形を描くなど、勝手放題に誇張したもので人を驚かせることが目的なので、それは本物に似てなくてもよい。
普通の山とか、水の流れ、自分たちが日常見ている美しい家や何かの図を、写生的に、且つ面白く混ぜて描き、
近くにあるあまり高くない山を描き、木を沢山描き、静寂な趣を出したり、あるいは人の住む邸の中を忠実に描くような時に、上手と下手の差がよくわかる

字…
技巧を用いたものなど、ちょっと見がおもしろいようでも、
二度目によく比べてみれば、丁寧に描いた字のほうがよく見える

男女の愛…
技巧で面白く思わせるような人には永久の愛が持てない」

②絵合(えあわせ)
「どっちの絵巻が良い絵巻でしょう!」という、作品対決をグループ戦で行う話

ある女の人が、「小説を題材にした絵が一番面白い!」と、良い小説の内容を絵にさせる
  なんで小説が題材の物が面白いかというと、「見る人が既に心に作っている幻想を、絵に加えてみることによって絵の効果が倍加されるから」

「竹取物語絵巻」について
(提出グループ)「竹取の翁と同じく古くなった小説であっても(この頃でさえ、竹取物語は「古典的な価値の定まった小説がもと」と書かれるくらい、古典的な価値が定まっていたらしいです。)、思いあがった主人公のかぐや姫の性格に人間の理想の最高のものが暗示されててよい」
(反対派)「空想気味で、非貴族的な話。車持の親王が、真実の蓬莱の神秘の事情を知りながら、偽って玉の枝に疵をつけたのが嫌」

「空穂の俊陰絵巻」について
(提出グループ)「暴風と波に弄ばれて、異境を漂泊しても、芸術を求める心が強くて、しまいには外国にも日本にもない音楽者になったという筋が竹取物語より遥かに良い。絵も、日本と外国との対照がおもしろく扱われている処が優れている(おそらく、日本の絵は日本のタッチで、外国の絵は中国のタッチで…と、デフォルメみたいなものが違っている?)」
 ちなみに、この絵巻のもとの話は「新作として近頃世間の評判がいいもの」で、絵巻の装飾は「見た目のにぎやかで派手」なものだったらしいです。(=最近のもの)

「伊勢物語絵巻について
 これは、見た感じが面白く刺激的で、宮中の様子も描いてあったそうです。
 また、現代(源氏物語が描かれていたころ?)に縁の多い場所や人が写されていたらしいです。」


①の話しのほうは、AとBで、Aは色々凝った装飾をされているもの、Bは一見質素だけれど強固なもの、というようなものを比較しているようで、Bの方が良い、と言っているけれど、
それはけっしてすべてAを否定しているわけではない、というようなところが面白かったです。
また、話している内容も、今でも普通に話すような内容なのが面白いな、と思いました。

②の話のほうは、「(よく知られているような)小説を題材にしたもののほうが面白い!」というのが、なるほどな~と思えて面白かったです。

また、話にでてくる絵巻の中身も、それについて話している人の言葉も面白いな、と思いました。

伊勢物語絵巻とかは、現代にゆかりのおい場所や人が描かれていた…っていうのは、ロケ地が近いみたいな感じで、見ている人はそこで気分が盛り上がったりしそうだなぁ、とか
空穂の俊陰絵巻の「芸術を求める心が強くて、しまいには外国にも日本にもない音楽者になった」あらすじとか、それを「良い!」って言ってるとか、面白いなっと。
この間、先生のコレクションの水墨画を見せてもらったら、遊んでるような内容のものなんですが、日本と中国の舞台の違いで、描き方変えてて、「空穂の俊陰絵巻の絵の対照っていうのはこういう感じだったのかな~」と思いました。
それ自体を様式みたいなところまで持っていってあるならば、それ自体はそこまで面白いことではないかもしれないのですが、平安時代の絵巻でタッチの対照があったっていうのは、そういう遊び心のある人がいたんだなぁ、面白いなぁ、と思いました。
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by breakmag | 2012-08-23 15:22 | メモ


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